コラム

面接で内定をもらう5つの方法

2022.08.19求人 Loadingいいね

IT技術の進歩にともない、昨今はITエンジニアを志す求職者が増えています。
多くの業界・業種でDXが進み、IT技術が活用される中、システム開発・運用に欠かせないITエンジニアの需要も高まっているのです。

しかし、エンジニアをはじめとするIT人材は、市場規模の拡大によって今後も応募者数が増えると予想されてます。そのため、IT業界を志す求職者側も、高い競争率を勝ち抜いて内定を勝ち取らなければならなくなるでしょう。

この記事では、ITエンジニアを志望する求職者に向けて、面接で内定を獲得するポイントを5つご紹介します。当記事で紹介する5つの方法を実践して、後悔のない面接を叶えましょう。

面接の種類

スーツを着て立つ男性

ポイントを紹介する前に、まずは面接の種類や形式を把握しておくことが大切です。
ひと口に「面接」といっても、近年はさまざまな形式で執り行われるようになりました。
形式ごとに面接官がチェックするポイントも異なるため、求職者側はシーンごとに重要視されるポイントを理解することが重要です。では、形式別に特徴やポイントを確認してみましょう。

個人面接

求職者一人と面接官が一人、もしくは二人以上で行われる形式です。
他の形式と比べて、一人あたりにかける時間が長いため、履歴書やエントリシートの内容を深掘りすることが多い傾向にあります。

そのため、履歴書に記載した内容と受け答えに相違がある場合は評価が下がってしまう可能性がある方式です。事前に記載内容を確認したり、想定され得る対話をイメージしたりしておくと良いでしょう。また、集団面接のように応募者が複数いる形式では、答えにくい質問をされるケースも少なくありません。練習を積み重ねてスムーズに受け答えられるようにしておきましょう。

集団面接

複数の応募者が同時に面接する就活においては、もっともスタンダードな形式です。
評価ポイントは個人面接とあまり変わらないものの、他者と常に比較されるため、身だしなみや雰囲気が評価に大きな影響を与えます。当然、他者と同じような受け答えになることもありますが、表現や言い方を工夫することで好印象を与えられるでしょう。
また、逆質問は高評価を得るチャンスなので積極的に質問することが重要です。

グループディスカッション

企業側が設定したテーマを基に、グループで議論し合い、導き出した結論を最後に発表する選考形式です。先程紹介した面接形式とは評価ポイントが異なり、グループ内での協調性やリーダーシップ、積極性などが評価対象になります。

グループディスカッションでは、発言することを意識しましょう。独自の意見が思いつかない場合、他者の意見と同様の発言をしても問題ありません。とにかく、発言しないと評価は得られないため、同様の意見でも発言しないよりかは評価されます。
ただし、積極的に発言しすぎてしまうと自己中心的と捉えられてしまうため、発言の量やタイミングなどに注意しましょう。

オンライン面接

近年は、新型コロナウイルスの影響によってオンライン上で面接を行う形式が増えています。
対面形式と比べて、伝わる視覚・聴覚情報に制限があるので、表情や話し方を工夫するのがポイントです。

また、面接をスムーズに進めるためにネット環境を整備しておくことも大切です。
他にも、画面が揺れないようにカメラを固定することや、マイク・イヤホンの設定、表情がはっきりわかるように明るさを調整するなどの事前準備を行いましょう。

面接で見られる基本ポイントを理解する

ノートにチェックリストを作成する風景

面接官はさまざまな観点から応募者をチェックします。
しかし、面接の時間は限られているため、短い時間内で応募者の適正を見極めなくてはなりません。これは言い換えると、応募者側としても限られた時間内に、できるだけ効果的なアピールが必要ということです。

外見から与える印象

髪型や身だしなみを整えて、状況に見合った外見で面接に臨むのは、社会人として当然のマナーです。清潔感のない服装は、面接官にだらしない印象を与えてしまい、完璧な受け答えができても、外見の印象で評価は下がってしまうのです。

面接で評価に大きな影響を与えるのは、第一印象だと言っても過言ではありません。
身だしなみは簡単に改善できるポイントです。面接会場に向かう前に、身だしなみを入念に確認し、清潔な印象を与えられれば、面接を有利に進められるでしょう。

入社や仕事への熱意

入社への熱意が感じられるか否かという点も、面接で重要視されます。
入社後の目標や実現したいことを答えられなければ、熱意がないと判断されかねません。熱意を持つ人は、面接官に「職場内のモチベーションを高める」「業務を率先して引き受ける」といった印象を与えます。
企業には、企業に貢献してくれそうな人に入社してもらい、なおかつ離職して欲しくないという考えが前提にあるのです。面接時に「自社でなければならない」という熱意をアピールできれば、入社後も積極的に活躍してくれると期待を持ってもらえるでしょう。

一緒に仕事がしたいと思わせる思える人柄

最近では、面接で人柄を重視する企業が増えています。高い能力や熱意があっても、企業が求める人柄でなければ、採用されるのは難しいかもしれません。
ここでいう人柄とは、企業が「一緒に働きたい」と思える性格や価値観を持っていることです。職場の雰囲気は社員の人柄次第で変わり、労働環境に影響を与えます。
また、仕事の多くはチームを組んで行われるもので、仕事の悩みの大半は人間関係と言われることがあります。企業としては、一緒に働きたいという人を採用して、社員間における人間関係の悩みを無くし、仕事の効率を上げたいと考えているのです。

面接時のマナー

時間を守れないことや姿勢・言葉遣いが悪いと、相手に悪印象を与えてしまいます。
こうした配慮は面接に限ったことではなく、社会人として気を付けるべきことです。

例えば、採用された後に上司など目上の人と対話したり、顧客と話したりするときも同様に注意が必要でしょう。面接官が求めているのは「今後同じ会社で一緒に働ける人」です。そのため、基本的なマナーが身についているか否かは重要なポイントと言えます。

面接の事前準備は念入りに行おう!

 

デスクの上に開かれたノートパソコンをタイピングする人

続いて、面接前に行っておきたい事前準備についてご紹介します。
事前準備がしっかりとできていなければ、効果的な自己PRは難しいでしょう。企業研究や対話のイメージトレーニング、伝え方の方法など、面接を突破するには入念な事前準備が重要です。

自己分析をしアピール力を高める

面接官への自己PRは最も重要な要素と言っても過言ではないでしょう。
そして、この自己PRに役立つのが自己分析です。自己分析のメリットとして「自身の性格や傾向を把握し、企業選びの軸を見つける」「自身の強みや特徴を明文化する」といった要素が挙げられます。面接時に自身の強みをただ伝えるだけでは説得力に欠け、面接官の心に響きません。

しかし、自己分析をすることで、自身の真の強みとそれを裏付けるエピソードが見つけられるでしょう。
また志望動機についても、入社志望の根拠となるエピソードをしっかりと作りこんでおくことで、入社への意欲を伝えられます。

履歴書やESの内容を再確認する

履歴書やESに書いた内容は、しっかり頭の中に入れておきましょう。
書類選考が行われる場合は履歴書とESだけで合否が決まります。

しかし、履歴書やESは書類選考だけでなく、面接でも利用されるのです。面接官は履歴やESを面接前にチェックしており、面接時も書かれた内容を見ながらさまざまな質問をします。履歴書やESに書かれた内容と、面接時の回答が一致していないと、面接官からの信用を失う可能性もあります。

企業研究をし質問に備える

企業側としては、他社ではなく自社で働きたい熱意をもった人を採用します。
そして、短い面接時間の中で効果的に熱意をアピールするには、質問を想定した企業研究が非常に有効です。自社に対する理解度を測るための質問は、Webサイトに記載されているような基本的な情報から出されます。細部にわたって企業研究をし、全ての情報を網羅する必要はありません。面接でされる質問をイメージし、それの回答となる情報から集めていくと良いでしょう。

想定質問と逆質問対策

面接時に聞かれるであろう質問に対して、回答方針を決めておけば、本番でも落ち着いて受け答えできます。企業に関する理解度を図るための質問は、企業HPに記載されている情報から出されるケースがほとんどです。企業によって質問内容に多少誤差があるものの、聞かれることが多い質問を想定して対策しておくようにしましょう。

本番で落ち着いて答えられるか心配な方は、事前に練習しておきましょう。特に面接など緊張しやすい場面では、逆質問をされると咄嗟に思いつくことが難しいこともあります。そのため、いくつか逆質問のストックを作るようにしておきましょう。

面接で内定獲得に向けた5つのコツ

Be smartの文字と電球のイラストアイコン

企業が評価するポイントを踏まえて、面接対策ができれば結果的に内定へと繋がるでしょう。
ここでは、面接で内定を獲得するためのコツを5つご紹介します。

コツ1:受け答えは分かりやすくはきはきと答える

面接は面接官とのコミュニケーションを図る場であるため、相手を意識した会話が大切です。
内容を丸暗記して伝えたり、一方的に話したりすると面接官に好印象を与えられません。
そのため、自然な会話を意識して、ポイントを押さえて端的に話す心がけが重要です。

特に面接官が受け答えの際に注目しているのが、「質問意図に対して的確に答えられているか」という点です。面接では、質問意図を的確に返せているか否かで、コミュニケーション能力や論理的思考力をチェックしています。質問に対して的外れな受け答えをしてしまうと、コミュニケーション能力が低いと判断されてしまいます。質問意図を瞬時に理解するのは困難なため、事前に質問意図を考えて反復練習しておくといいでしょう。

しかし、質問内容によっては長い受け答えが必要になる場面もあるため、臨機応変に対応しましょう。話す前、または最中で話が多少長くなることを前置きしつつ伝えるなど、相手を配慮するワンクッションを入れると良いでしょう。

また、言葉が詰まった際についタメ口などが出てしまうと評価がマイナスになってしまいます。敬語は社会人の基本マナーなので、タメ口が出てしまうことは社会人としての素質が疑われてしまいます。雑になったり、緊張で早口になりすぎたりしないよう、ゆっくり・はきはきと・大きい声で話すことを意識しましょう。

コツ2:身だしなみを整える

外見が全てではありませんが、外見の印象で面接の評価も左右されることがあります。
初対面での最初の数秒間がその後の印象にも影響を及ぼす「初頭効果」という言葉があるように、服装や髪型といった身だしなみによって第一印象が決まることは珍しくありません。

そのため、明るくさわやかな印象を残せるよう身だしなみを整えましょう。出かける前や志望先企業の最寄り駅、面接会場のお手洗いなど身だしなみを整えられる場所はいくつかあります。

コツ3:表情豊かに姿勢を正しくする

面接時の正しい姿勢も重要なポイントです。姿勢が悪いと、面接官にネガティブな印象を与えてしまいます。ポジティブな印象を与えるには、背もたれに寄りかからず浅く座り、胸を張って背筋を伸ばしましょう。面接によっては1時間前後かかる場合もあるため、長時間正しい姿勢を保つ必要があります。練習として、普段から良い姿勢を保つ意識をしましょう。

また、表情も笑顔を意識すると好印象を与えられます。ただ、笑顔を作ると引きつった表情になってしまうので、口角を上げるという意識を持つと自然な笑顔を作れるはずです。

そのほか、面接では否定的な表現を用いないことも意識しましょう。
表情だけでなく、言葉の選び方一つでネガティブな印象を与えてしまう恐れがあります。謙遜する気持ちから、自己否定的な発言をする人もいますが、面接はアピールの場なので逆効果です。
面接によっては短所や挫折経験を聞かれることもありますが、こういったケースでは短所を短所のままで終わらせず、努力で巻き返せることをアピールすると良いでしょう。

コツ4:有意義な逆質問をする

逆質問は自分をアピールするための重要なポイントです。
逆質問をしなければ、志望先企業に興味がない、もしくは知識がないと判断されてしまいます。志望度が高い求職者と思われるためにも、企業研究で有意義な逆質問ができるようにしておきましょう。

特に最終面接は、社長や役員に対して質問できる貴重な機会です。
将来のビジョンや事業の将来性など、中長期的な内容の逆質問をすると良いでしょう。逆質問は何でも聞いていい訳ではありません。調べたら分かることや既に話した内容、待遇面ばかりの質問はかえってマイナスな印象を与えてしまうため注意が必要です。

コツ5:話をする順序に気を付ける

面接時間には限りがあります。話の内容はわかりやすく簡潔に伝えるようにしましょう。
伝わる話し方のコツは、結論から話をすることです。冒頭で自信の主張をはっきりさせてから、理由や具体例を説明すると内容が伝わりやすくなります。

逆に説明から入ってしまうと、話が長いと感じられやすいでしょう。ダラダラと話してしまうと会話のテンポが悪くなり、悪い印象を持たれてしまうかもしれません。最初にしっかり結論を述べてから、根拠となる説明やエピソードなどで、イメージが湧きやすい話し方を意識しましょう。

まとめ

ビジネスバッグを持って颯爽とあるく男性

面接は質疑応答で進行するものなので、しっかり受け答えをすることが大切です。
受け答えと言うと話の内容に注目しがちですが、実際は「マナー」や「話し方」「コミュニケーション力」などが総合的に見られています。企業が面接を行うのは「人柄や価値観を見る」「適正を判断する」という目的があり、これらを面接での話し方などで測っているのです。
面接では受け答えでは「何を話すか」より、「どう話すか」の方が重要という面もあります。

当記事を参考に「どのように自分を伝えるか」を意識して、ぜひ内定獲得を目指しましょう。

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